ビタミンCって何?
ビタミンCは、酸化・還元反応や代謝などに関与し、抗酸化作用もあるといわれているビタミンです。
一日に摂取したいビタミンCの目安量
一日あたりの摂取推奨量は成人で約100mgとされています。ビタミンには様々な種類がありますが、ビタミンCは全てのビタミンの中で最も多く必要とされるビタミンです。
ビタミンCの食事摂取基準については年齢によって差異があります。また、喫煙している場合は、ビタミンCが同年代に比べて1日あたり35mg多く必要と考えられています。
各年齢ごとの数値を確認したい場合は、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015年版)」を参考にするといいでしょう。
ビタミンCが不足するとどうなるの?
ビタミンC不足は、アルコール中毒者や野菜、果物を摂る習慣の無い方に多くみられます。
ビタミンCが極端に少なくなると、ビタミンC欠乏症により壊血病という出血症状のある病気になってしまいます。
それ以外の一般的なビタミンC不足の症状としては、全身のだるさ、食欲がなくなる、筋力が落ちる、といったものがあるようです。さらに悪化すると歯肉炎になったり、髪や皮膚が乾燥したり、貧血が起こるようです。
ビタミンCの働き
ビタミンCには、以下のような働きがあることがわかっています。
抗酸化作用
活性酸素の働きを抑えてくれる作用のことを、抗酸化作用と言います。ビタミンCはこの抗酸化作用を持っており、過酸化脂質の生成を抑えてくれます。
過酸化脂質は身体にとって有毒な物質で、体内の中で新たな活性酸素を作り、過酸化脂質を増加させてしまいます。血中の悪玉コレステロールが活性酸素により過酸化脂質となりますが、皮脂でこの作用が起こると、発生した過酸化脂質が皮膚の細胞を傷つけ、シミやシワといった肌トラブルの原因になるといわれています。