ビタミンKとは?

ビタミンKは、血液凝固に必要な物質の生成に関与し、骨形成の促進してくれるビタミンです。

天然のビタミンKは2種類ある

天然由来のビタミンKは2種類あり、それぞれ以下のような特徴を持っています。

ビタミンK1 (フィロキノン)
様々な食品に含まれ、特に緑葉野菜、植物油、豆類、海草類などに多く含まれます。

ビタミンK2 (メナキノン)
腸内細菌によって生産されます。ビタミンK2には、同じような性質(構造)をもつものがいくつか存在していて、その中でも動物性食品に多く含まれるメナキノン-4、納豆に多く含まれるメナキノン-7は、食品に多く含まれています。

一般的に、フィロキノン、メナキノン-4、メナキノン-7を総称してビタミンKと呼ばれています。

天然では存在しないビタミンK3
ビタミンKには、天然に存在しない(主にサプリメントなどで使用されていた)ビタミンK3(メナジオン)も存在します。

大量に摂取すると毒性が認められることがあるため、使用は認められていません。

一日に摂取したいビタミンKの目安量

ビタミンKの必要摂取量は、成人の場合男女ともに150μgが目安となっています。

各年齢ごとの数値を確認したい場合は、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015年版)」を参考にするといいでしょう。

参照:日本人の食事摂取基準(2015年版)

天然成分であるビタミンK1、及びビタミンK2については、大量に摂取しても毒性がないことが報告されているようです。