1. 筋肉作り・筋肉の修復

アミノ酸は5大栄養素の1つであるタンパク質の主な構成要素となっています。このタンパク質は筋肉を作る主成分です。つまり、アミノ酸を取ることは筋力アップを目指すうえで欠かすことのできないものなのです。ムキムキのかっこいい体を手に入れる、健康な体を手に入れるのであればアミノ酸の摂取を忘れないようにしましょう。

また、アミノ酸は筋肉作りにかかわるのと同時に、筋肉の修復にも大きく関わります。運動をすると筋肉の組織は破壊され、これによって筋肉痛が起こります。アミノ酸の一種であるバリン、ロイシン、イソロイシンは筋肉組織の修復のサポートを行うため、筋肉痛の軽減などの効果も期待できます。

2.持久力アップ・疲労回復

先ほど紹介したバリン・ロイシン・イソロイシンは、いくつか種類のあるアミノ酸の中でも、体を動かすエネルギーとしても利用されやすいという特徴を持ちます。本来体はエネルギー源として炭水化物を用いますが、炭水化物が不足してくると、脂肪や筋肉、血液中のアミノ酸など他のものをエネルギーとして利用することになります。アミノ酸はあくまでも体を作るための成分ですが、エネルギーを供給するという側面も持っています。

また、アミノ酸には疲労回復の効果もあるとされています。例えば、非必須アミノ酸の一種であるアルギニンは運動したときに疲れを感じさせる成分であるアンモニアの増加を抑えたという報告があります。さらにグルタミンは、免疫系の機能を持つアミノ酸で、傷の回復や疲労の軽減などへの効果が期待できます。