3.感情を作る
人は外部からの刺激を受け、それを神経伝達物質が脳に知らせることによって感情が生まれます。この刺神経伝達物質を作るのがアミノ酸です。
例えば自律神経をコントロールする役割を持つセロトニンという神経伝達物質は、トリプトファンというアミノ酸から作られています。セロトニンによって穏やかな気持ちや落ち着いた気持ちなどの感情を作ることができます。その他にもチロシンやアルギニンなどが興奮に、フェニルアラニンの不足が気分の落ち込みに関係しているという報告がされています。
いずれにしても、アミノ酸を摂取することは心の安定につなげることが期待できるのです。
4.安眠効果
先ほど紹介したセロトニンは脳内でメラトニンというホルモンに変化します。メラトニンは睡眠を促す効果があるとされるホルモンであり、セロトニンを作るトリプトファンを摂取することは結果として安眠に繋がることが考えられます。
5.免疫機能を高める
アミノ酸には体の免疫機能を高める効果があります。例えば、アミノ酸の一種であるグルタミンは腸への病原菌の侵入を防ぐ役割があるとされています。また、アルギニンはマクロファージという細菌やウィルスを撃退する役割を持つ免疫細胞の活性を促すほか、シスチンにも同様の効果があることが報告されているなど、日々の体調管理への効果が期待できるでしょう。