ビオチン
たんぱく質、脂質、糖質の代謝を助ける他、糖を作ったり、一部のアミノ酸や脂肪酸の合成にも関係しているビタミンです。
こちらも通常の食生活で不足することはまずありませんが、欠乏するとうつ症状がでる、疲れやすくなる、結膜炎や吐き気等の様々な症状が出ることがあります。
ビオチンはどんな時に不足するの?
ビオチンは通常の食生活で不足することはありませんが、生の卵白を多量に、長期間摂取し続けるとビオチンの吸収が阻害され、欠乏症になることがあります。
ビオチンの食事摂取基準(μg/日)
成人男女ともに50μgが推奨量とされています。
ビオチンが多く含まれる食材
順位 | 食品名 | 成分量 100gあたりμg |
1 | 調味料及び香辛料類/酵母/パン酵母、乾燥 | 310 |
2 | きのこ類/まいたけ/乾 | 243 |
3 | 肉類/にわとり/[副生物]/肝臓/生 | 232 |
4 | 調味料及び香辛料類/からし/粉 | 158 |
5 | 肉類/ぶた/[副生物]/じん臓/生 | 100 |
6 | 調味料及び香辛料類/<その他>/酵母/パン酵母、圧搾 | 99 |
7 | 種実類/らっかせい/バターピーナッツ | 96 |
8 | 種実類/らっかせい/乾、大粒種 | 92 |
8 | 種実類/らっかせい/乾、小粒種 | 92 |
10 | 肉類/うし/[副生物]/じん臓/生 | 90 |
引用:食品成分データーベース
ビオチンは食品中に広く分布している栄養素ですが、特にレバーや豆類、穀類、卵黄、ローヤルゼリーなどに多く含まれます。
熱に弱く、食品加工や保存加工で多くが失われてしまうようです。